ZEH-Okinawaプロジェクト

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沖縄の住環境の向上とゼロエネルギーハウスの普及に向けた研究と開発。

【活動報告】沖縄版ゼロエネ住宅研修第1ラウンドが終了いたしました!!

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全3回の沖縄版ゼロエネ住宅研修第1ラウンドが終了いたしました。

全3回の沖縄版ゼロエネ住宅研修第1ラウンドが終了いたしました。

第1回目は8月3日(月)、沖縄産業支援センターにて開催いたしました。定員ギリギリの募集があり、当日も多くの方にご参加いただきました。

午前中は地球温暖化に関する特集番組を観賞し、すぐそこにまで迫ってきている気候変動の脅威、なぜ今省CO2が求められるのかについて再確認しました。また、世界の住宅事情について、対する日本の住宅の現状について学びました。地球温暖化はもう既に始まっており、世界はこれから低炭素社会へと移行していきます。世界中の住宅がZEHに向けて動き出している中、日本の住宅は遅れていると言わざるを得ません。

午後には、日本の省エネ基準について年代を追って解説するとともに、省エネ基準の側面から見た沖縄の住宅分析と、快適な住環境について学びました。

第2回目は9月10日(木)、浦添市産業振興センター・結の街にて開催いたしました。2回目の研修では、住宅省エネルギー技術講習会のテキストを用いながら、今までの省エネ基準、特に平成25年省エネルギー基準(以下、25年基準)について掘り下げ、省エネ・快適な住環境を実現するために重要な“断熱”、外皮の計算方法について学びました。

第3回目は10月14日(水)に開催いたしました。第2回で使ったテキストを用い、沖縄の気候風土に合わせた省エネ設計手法、外皮性能の計算方法について学びました。そしてモデルプランを用い、沖縄県内の住宅で基準を達成するためにはどのような仕様がベストか、天井や壁の断熱の有無や開口部の仕様を変化させながら、外皮の平均日射熱取得率を比較して検討しました。さらに、快適な住環境実現に効果が期待される建材の紹介を行いました。

アンケート結果

第3回目の研修終了後、沖縄版ゼロエネ住宅研修修了者を対象にアンケートを行いました。

『全3回の研修を通し、「参考になった」と思う点をご記入ください。』という質問に対し、

  • ゼロエネルギー住宅をつくるための基礎知識について、省エネについて無知だったため、いいきっかけになった。
  • 断熱の考え方、新しい住まい方が参考になった。
  • この研修を受けなければ沖縄の基準に問題があることに、気づけなかった。助かった。
  • 計算方法の概要を身につけることができた。

などの回答をいただきました。研修の中で、海外の住宅と日本の住宅の比較や今後義務化される省エネ基準についての話をしましたが、研修を通し、このままではいけないと危機感を感じた方も少なくないようです。ぜひとも研修で学んだことを活かしていっていただきたいと思います。

しかし一方で、

  • 基礎の基礎程度の理解はできたが、まだ実施するには知識不足。
  • 25年基準の計算は、まだよくわからない。

といった回答も何件か見受けられました。限られた時間の中で、全体像について学ぶことはなかなか難しかったかと思います。沖縄にはZEHに関する情報があまり入ってきておらず、ZEHについてはまだ馴染みが少ない印象を受けます。しかし、拒否反応を示すのではなく、研修内容を復習し、今後も積極的に情報収集をしていただきたいと思います。

「今回の研修内容を貴社の取り組みに活かせると思いますか。」という質問に対しては、9割以上の方が研修で学んだことを活かしたいと回答してくださいました。

研修の中で紹介したサッシやブラインド、換気などの建材についてご興味を持っていただけた方も多かったようです。紹介した建材は、沖縄でのZEH達成にきっと役立つことと思います。

3日間でゼロエネ住宅について学ぶ駆け足の研修ではございましたが、今後の住宅づくりの方向を見直すきっかけになっていれば幸いです。復習してぜひとも今後の住宅づくりに活かしていただきたいと思います。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

研修第2ラウンドのご案内

第1ラウンドの研修と同じ内容で、第2ラウンドの研修の開催を予定しております。

第2ラウンド第1回目は、12月9日(水)に沖縄産業支援センターで開催いたします。第1ラウンドに受講いただけなかった方には、ぜひ参加いただきたいと思います。お申し込みをご希望の方は、当HPのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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