【活動報告】ZEH沖縄物件計測報告会2017~開催報告~
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ZEH沖縄プロジェクトでは、沖縄県内住宅の温熱環境分析を目的とした、実物件での計測を行っております。
去る2017年3月14日(火)に、第1回の物件計測結果の報告会を開催いたしましたのでご報告いたします。
会場を使用させていただく際、大変なご尽力を頂戴しました琉球大学 眞榮平先生にもご登壇いただきました。ありがとうございました。
今回の報告会では、
- 沿岸部・木造・屋根+壁断熱物件
- 内陸部・木造・屋根+壁断熱物件
- 内陸部・木造・無断熱物件
- 内陸部・RC造・屋根+床断熱物件
の計4物件に対し、これまでに計測した室内外の温湿度データ及び熱画像データを元に、その結果から見えた沖縄の気候に適した住宅の方向性についてお話しさせていただきました。
沖縄の住宅の問題
まず沖縄の気候を他地域と比較しながら分析した上で、今回取り上げた沖縄の住宅の問題が以下の3つ。
- 快適性の問題(A: 夏の暑さの問題)
- 快適性の問題(B: 冬の寒さの問題)
- 健康な生活の問題(C: カビ対策)
これらの問題に着目し、計測したデータから見えてきたのが、沖縄県内の住宅での断熱の必要性でした。
計測データの分析:沖縄に適した外皮レベル
報告会では、物件ごとの立地条件などを確認した上で、各物件の夏と冬の温湿度データをご覧いただき、どの程度の仕様及び性能値(UA値、ηA値)でどのような温熱環境になるのか、立地や構造による違いはどの程度見られるのか、など2時間にわたり計測結果の報告と分析結果についてお話しさせていただきました。
そして、計測にご協力頂いている物件を例に、どのような仕様変更をすればより快適性が向上するのか、沖縄で目指すべき外皮レベルはどの程度なのか、というところまでお話しさせていただきました。
報告会資料について
より多くの沖縄県内企業様に今回の計測で得た結果を活用していただくため、報告会当日の資料に関しましては、編集を加えた上で、当HPにて公開させていただく予定ですので、更新をお待ちください。