【活動報告】沖縄版ゼロエネ住宅研修第2ラウンドが終了いたしました!!
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昨年8月より開催いたしました沖縄版ゼロエネ住宅研修第1ラウンドに続き、第2ラウンドも全3回の研修が終了いたしました(2015年12月~2016年2月)。
第1ラウンドでの研修内容に加え、第2ラウンドでは、今年より施行される新しい省エネ法についての話題も盛り込みながら、ゼロエネルギーハウス(ZEH)の必要性や、ZEH・快適な住環境実現のためにどのような仕様が必要か、また、沖縄での断熱の重要性等について解説を行いました。
今回の研修では琉球大学と産学官連携を結び、第2回目の研修を琉球大学内の教室をお借りして開催いたしました。この研修の様子については、週刊タイムス住宅新聞に掲載されました。今後もより多くの方々に当プロジェクトの活動を知っていただき、私たちの活動が沖縄県内の工務店、設計事務所の方々のレベルアップの糧となれば幸いです。
研修風景
(第2回:琉球大学)
琉球大学の窓口を担当してくださった
眞榮平教授
国は、「2020年にまでに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」と発表しており、ZEH標準化に向けた新しい省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律;建築物省エネ法)が今年4月より施行されます。
建築物省エネ法では省エネ基準への適合が義務となり、適合が認められなければ確認申請が下りず、住宅を建てることができなくなります。最初のうちは非住宅建築物のみが対象ですが、2020年までには住宅も対象となる予定です。「ZEHでなければ違法建築になる」、そんな時代はすぐそこまで迫っています。
研修風景
(第3回:沖縄産業支援センター)
主催:(有)フロンティアーズ
代表取締役 伊藝直
■アンケート結果
第3回目の研修終了後、沖縄版ゼロエネ住宅研修修了者を対象にアンケートを行いました。
以下、回答の一例です。
- Q.全3回の研修を通し、「参考になった」と思う点をご記入ください。
- A.
- 自社の仕様の確認ができた。また、取組みの方向性が見えてきた。
- 省エネルギー基準について、こんなに基準が高いのかとショックを受けた。
- ZEHについての基礎知識を学び、今後のお客様への対応の幅が増えた。
- 「基準を超えていれば良い」という考えではなく、次の基準を見据えて考えていければいいと思う。
- 知識を増やす必要性を感じるきっかけとなった。
- Q.今回の研修内容を貴社の取り組みに活かせると思いますか。
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アンケート結果 第2R
A.
- 事業の柱として今後取り組んでいく。
- 研修内容を元に、今後お客様に対するアプローチの幅を広げていきたい。
- 企業としての生き残りとともに、ZEHの推進に取り組んでいきたい。
- 1件ずつ根拠となる根拠となる計算、数値を出していきたい。
その他、研修全体を通し、「沖縄県内ではまだ認知度の低いZEHを広げていきたい」、「断熱を強みに営業していきたい」といった前向きな意見を多くいただきました。
今回の研修をもちまして、ZEH-Okinawaプロジェクト2015年度の活動は終了となります。
ZEH普及に向けて国が本格的に動き出した今日、参加企業の皆さまをはじめ、徐々に全国的にも意識が高まってきているように感じます。今回の研修を受け、危機感を感じた方も少なくないようです。
研修にご参加いただいた皆様には、ぜひとも今回の研修内容を社内で共有し、今後の家づくりについて考えていただきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
※後日、第1ラウンドと第2ラウンドの研修修了者を当HPにて公表させていただきます。