【活動報告】差別化ZEH~設備研修会:換気・太陽熱ソーラーシステム~
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2017年1月25日(水)、「沖縄県産業支援センター 研修室」にて、以下2つのテーマで第3回目の「差別化するZEH~設備研修会~」を開催いたしました。
P.V.ソーラーハウス協会の概要・支援内容
ZEH沖縄プロジェクトは、2015年度は沖縄県の補助事業のもと、沖縄の住環境の向上とゼロエネルギーハウス(ZEH)の普及に向けた研究と開発、そして研修の開催を行ってまいりました。ただ、補助事業ということもあり、公平な立場からの情報提供に限られたため、具体的な解決策についてまではお話しすることができませんでした。
2016年度は、補助金を敢えていただかずに、同プロジェクトを継続することとし、講演・研修会などを開催することで、より沖縄のZEH普及にターゲットを絞った解決策に踏み込む活動を展開しております。
テーマはズバリ「実践」。問題解決をもたらす先端設備・建材などのより具体的な情報提供で、沖縄のZEH普及に取り組んでおります。
この研修会の目的は、まずは沖縄県の住宅業界に一石を投じ、大きな潮流を巻き起こす起爆剤となることです。結果、沖縄全体への底上げ効果が得られればと考えています。
よって、この研修では、企業ごとのZEHへの問題点や具体的な改善策についてまでは論及しきれません。そこで、研修会の中では、当協会にご加盟いただいた場合にご提供しています、会員企業限定のメリットについて説明させていただきました。
ご興味があれば、是非お問合せください。
URL : http://www.pv-solar.co.jp/
スティーベル製全熱式ダクトレス換気・太陽熱ソーラーシステム説明会・技術研修
沖縄県の住宅の現状を鑑みると、無断熱+高湿度という問題が浮かび上がってきます。一般に湿度が80%~90%の沖縄県では、エアコンを急激に稼働させると、結露が発生してしまうリスクが高く、この結露が原因となってかびを発生させ、健康被害へとつながる恐れがあります。
そこで沖縄県の住宅に是非お勧めしたいのが、今回研修会で取り上げました、全熱式ダクトレス換気設備です。
全熱式の換気を導入すれば、熱・湿度の双方が交換されるため、換気による空気の入替えを行いつつも、高温多湿な外気による室内温度・湿度の上昇が大幅に低減されます。その結果、カビの発生を防ぐと同時に、冷房コストの削減に大きく貢献します。
また設置・施工技術としては、すでに沖縄県で普及している第3種換気と施工要領が類似しているため、採用しやすいのも特徴です。今後、沖縄県の住宅の快適性・健康を考えた場合に必須となる住宅設備となります。
他方、沖縄県の住宅が抱える「一次エネルギー」の削減問題を考える際に、テーマとなるのが給湯エネルギーです。そこで、給湯エネルギーの削減に極めて大きな効果を発揮する、太陽熱ソーラーシステムをお勧めします。
太陽熱エネルギーの利用は、実は太陽光発電よりも歴史が古く、海外では産業用のメガソーラーで実用化されている事例も見受けられます。その分熟成した技術として知られており、エネルギー効率が高いことが特徴です。
特に沖縄県は、非常に日射が強く日照時間も長いため、太陽熱給湯システムの導入によって大きな創エネ効果が得られますが、それにとどまらず、集熱板を屋根に設置することによって、住宅に対する日射遮蔽効果が得られ、冷房コストの削減も期待されます。
ご興味があれば、是非お問合せください。
次回予告
次回の設備研修の開催につきましては、募集案内のページをご参照ください。